近年、加熱式タバコに切り替える人が多く紙巻きタバコの売上も減ってきています。そして、5月に入ってからは、加熱式タバコも価格競争を激化させ、アイコス・グロー・プルームテック、各3社で客争奪戦とも言える価格の引き下げを展開しだしました。
これにより、更に紙巻たばこの売上が減少する見込みで、加熱式タバコの売上が伸びてくることが予想されます。
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JTの紙巻きタバコ売上
6月に発表された5月の紙巻きタバコの販売終了は5月の前年比マイナス13%となり、販売本数は71億本になっています。国内の売上収益としては428億円になり、前年比マイナス12%という結果になっています。また、1月から5月までの累計としては、販売本数が334億本と前年比マイナス14%、売上高については1994億円で前年比マイナス14%という結果になり、今年度に入り紙巻きタバコの販売本数、売上高ともに大幅に減少しています。
このように、紙巻きタバコから加熱式タバコや電子タバコ(VAPE)へと移行している人や禁煙している人が1年あたりで1割弱増えているということが分かります。
加熱式タバコ各社値下げ
2018年度は各社加熱式タバコの販売競争力が強まってきています。この時期に乗り換えを考えている人はお得に購入することができますので加熱式タバコへの移行も検討してみると良いのではないでしょうか。
それでは各社どれだけ価格を抑えているのかを紹介していきます。
プルームテックはキャリーケース別売りに
2018年5月17日にプルームテック(Ploom TECH)スターターキットをリニューアルして販売を始め、いままでセットになっていたキャリーケースを別売りにすることで販売価格を抑え、今までは4,000円で販売されていたスターターキットを3,000円まで引き下げ、6月4日から全国の一部販売店で販売を開始しました。
別売りとなったキャリーケースも購入することができ、1,000円で購入することができますが、どうせ購入するなら好きなデザインの物を選んだ方が良いと思いますので、別売りにしてくれたことは大変ありがたいですね。
参照プルームテック(Ploom TECH)のケースおすすめランキング
加熱式タバコとしては、プルームテックはとても安価で購入しやすかったのですが、更に安くなったことで、手軽に購入することができるようになりました。
プルームテックは販売も好調で、2018年4月で販売累計台数は200万台を超えています。そして、5月1日からは販売エリアを拡大し、6月4日から全国の一部タバコ販売店でスターターキットとタバコカプセル5銘柄を発売を開始することを発表し、7月2日からは全国のコンビニでスターターキットとタバコカプセルの販売を開始してエリアの拡大も行われます。
プルームテックがどのような物だか分からない方は詳細について下記の記事から確認してください。
グローは5月からキャンペーンスタート
グローも対抗すべく、5月からキャンペーンをスタートしています。
BAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)が出しているグロー(glo)は、2016年11月の販売開始時点では8,000円という価格でスタートしていました。2018年5月からキャンペーンをスタートさせて、購入して製品登録をすることで実質価格2,980円という価格まで抑えられた価格になります。このキャンペーンは12月20日までとなっていて、その後は価格が戻りますので、購入するのであれば、キャンペーン期間内で購入する方が断然お得になります。
グローについて良く分からない方は下記の記事から確認してみてください。
参照グローとはBATが販売している電子タバコではなく加熱式タバコ!
アイコスも価格引き下げ
フィリップモリス社は6月1日からアイコス(IQOS)2.4Plusスターターキットの価格を7,980円まで下げることを発表しています。アイコスの愛用者は500万人を超えてはいますが、価格をみてもアイコスが断然高額になっていますので、乗り移る人が出てくることが予想されます。グローやプルームテックの価格引き下げにより、どれだけ乗り移る人が出てくるかは、今後も注意していかなければなりません。
アイコスの詳細は下記の記事から確認ください。
加熱式タバコの販売競争激化のまとめ
近年、紙巻タバコから加熱式タバコに変更している人が増えて各社顧客争奪を繰り広げています。2018年度に入り各タバコ会社から出しているアイコス、グロー、プルームテックの加熱式タバコを値下げしていく方向で各社が発表しています。
紙巻きタバコに比べて、タールが出ないことで体の有害性が低く、それでいてニコチンが摂取できることから加熱式タバコは人気が出ています。
各社の加熱式タバコはそれぞれ特徴がありますが、紙巻たばこから乗り換えるのであれば価格が安い方が乗り換えやすく、万が一故障した時でも打撃が少なくて済みますので、価格は安いに越したことはありません。
これから、販売エリアの拡大や価格の値下げによって、どの加熱式タバコに人気が出てくるのか、また、値段が大きく違うことで加熱式タバコから違う加熱式タバコへと移行する人も出てきそうです。
今後も加熱式タバコの動向から目が離せませんので注目していきたいと思います。