紙巻きタバコは値上がりするし、加熱式タバコも値上がりしていくので、思い切ってVAPEにしてみようと思いネットで検索しているとBOX modが良さそうと結論づけたと思います。次に、機種選びをするわけですが、イーリーフのアイスティックピコとアスパイアのEVO75が良さそうなのはわかりましたが、さてどちらにしようか!という感じではないでしょうか。
BOX modデビューするにはどちらも良い機種で人気があります。見た目もどちらもバランス良くあとは好みの問題とも言えそうですが、若干ではありますが機能面での違いもあり、購入するうえではどちらが良いのか、この2機種を比較していきたいと思います。
Contents
メーカーの信頼性
先ずはメーカーの信頼性について比較をしてみたいと思います。メーカーの信頼性が高ければ品質不良も少なく不良品が当たる可能性が低くなり、故障した場合の保証なども充実していたりします。
アスパイア
アスパイアは2013年に設立された中国のメーカーです。技術力が高く爆煙VAPEから味重視のVAPEまで幅広い製品展開を行っています。特にアトマイザーの技術が高いことでも知られたメーカーでVAPEのメーカーは?と聞かれて先ず最初に出てくるのがアスパイアではないでしょうか。
イーリーフ
イーリーフは2011年に設立された中国のメーカーで、アイスティックピコが大ヒットして有名になりました。しかし、アイスティックピコ以外にはヒット商品はありません。バッテリーが丈夫なVAPEが多いとして知られているメーカーなのでMODの技術が高いメーカーです。
結果
メーカーの信頼性としては、どちらもVAPEの企業としては有名なメーカーで信頼があります。若干ではありますが、アスパイアの方が知名度は高くなります。
MODの比較
続いてバッテリーが搭載されているMODについて比較していきます。バッテリー自体は別売りになりますので個人で購入する必要があります。バッテリーはアイスティックピコもアスパイアEVO75も18650の電池1本使用になっています。
アスパイアEVO75のMOD
アスパイアEVO75のMODはNX75というMODを採用しています。
MOD仕様
- サイズ:75☓22☓37mm
- 電圧範囲:0-8.5V
- ワット数範囲:1-75w
- 温度範囲:100-315℃/200-600F
- TC/VWモード抵抗値範囲:0.2-0.9ohm
- モード:VW、VV、バイパス、温度管理-Ti、Ni、SS、TCR(M1、M2、M3)、CFBP(C1-C3)
- ディスプレイ:0.86インチOLED
NX75の仕様はこのようになっていますが、最も特化している機能としてはCFBP機能が搭載されているところです。CFBP機能とはCustomizable Firing Button Profilesの略で、コイルワイヤーの種類が何でも使えますので、カンタルコイルだろうがステンレスコイルだろうがどんなアトマイザーにも対応してくれます。そしてコイルの加熱を0.5秒刻みで10秒までのW出力を調整することができる機能になります。
通常のワッテージモードで吸っていると、例えば25wで普段吸っているとすると、コイルにかかる熱は最初は少しずつ熱が加わり、数秒で25wまで立ち上がり、その後も25wで加熱され続けますので過加熱ぎみになり、バチバチとリキッドが跳ね上がってきたりしますよね。こうなると後半は味が飛んでしまって美味しくなくなってしまいます。
こんな時はCFBP機能を設定することで、例えば、1秒間は25wその後1秒間は20wその後1秒は再び25wにすることで、リキッドの跳ねを抑えながら加熱することができるようになり、コイルやリキッドの状態に合わせて美味しくなるように出力調整が自在にできるようになっていきます。
これがNX75の最大の特徴とも言えます。
アイスティックピコのMOD
アイスティックピコのMODは下記の仕様になっています。
MOD仕様
- サイズ:45☓23☓70.5mm
- ワット数範囲:1-75w
- 温度範囲:100-315℃/200-600F
- VW/バイパスモード抵抗値範囲:0.1-5ohm
- モード:VW、バイパス、温度管理-Ti、Ni、SS、TCR(M1、M2、M3)
アイスティックピコのMODはワッテージモードとバイパスモードと温度管理モードの3つのモードがあります。必要最低限の機能が備わっていて、NX75のように電圧出力やCFBPなどの細かい設定はできません。初心者の方にとっては十分な機能ではありますが、慣れてくると物足りなさを感じるかもしれません。
結果
アイスティックピコもMODは必要最低限の機能は備わってはいるものの、NX75と比較すると設定できる種類が少なく、細かい設定ができないのでMODで比較するとNX75の方が高機能になっています。
ただし、デザイン性能としては、アトマイザーの曲面とMODの曲面とがしっくりくるのはアイスティックピコのMODで、NX75はアトマイザーは丸いのに対し、MODが四角いため一体感がなく見えてしまいます。
アトマイザー比較
アトマイザーはリキッドの味や煙の量を左右するVAPEにとって最も重要な部位になります。リキッドのチャージ方法やエアフローなど取扱が不便だと良いアトマイザーとは言えません。アトマイザーは後から別な物に変えることもできますが、どうせなら最初から良いアトマイザーを使用したいところです。それでは両者のアトマイザーを比較していきたいと思います。
アスパイアEVO75のアトマイザー
アスパイアEVO75のアトマイザーはAtlantis EVOアトマイザーを採用しています。
アトマイザー仕様
- タンク容量:2ml
- サイズ:45☓22mm
- コイル抵抗値:0.4Ω、0.5Ω
- リキットチャージ:トップフィル
- エアフロー:ボトムエアフロー
Atlantis EVOアトマイザーはリキッドの補充はトップフィル方式なのでトップキャップを外すと簡単にリキッドを補充できます。タンクの容量は2mlまで入れられます。コイルは0.4Ωと0.5Ωのコイルが入っていて煙重視なら0.4Ω、味重視なら0.5Ωのコイルを取り付けて吸えます。ジュースホールが下の方までありますのでリキッドが残り少なくなってもウィックに染み込んでくれます。エアフローはアトマイザー下部に4つのエアホールがありドローの調整を自由に行えます。
アイスティクピコのアトマイザー
アイスティックピコのアトマイザーはMELO3アトマイザーを採用しています。
アトマイザー仕様
- タンク容量:4ml
- サイズ:65☓22mm
- コイル抵抗値:0.3Ω、0.5Ω
- リキットチャージ:トップフィル
- エアフロー:ボトムエアフロー
MELO3アトマイザーはタンクの容量が大きく4mlまでリキッドを入れリキッドが多く入る分タンクも大きくなります。リキッドの補充はトップフィルなので補充も簡単に行えます。エアフローはボトムエアフローで左右に2箇所自由に調整することができます。コイルの抵抗値は0.3Ωと0.5Ωがあり煙重視なら0.3Ω、味重視にしたい場合は0.5Ωのコイルを取り付けることができます。
結果
MELO3も良いアトマイザーなのですが、Atlantis EVOアトマイザーが優秀なので煙、味はAtlantis EVOアトマイザーの方が使い勝手や性能面で勝っています。アスパイアはアトマイザー技術が高いメーカーですのでアスパイアEVO75のアトマイザーの方が吸い心地が良くなります。
アイスティックピコとアスパイアEVO75どちらを選ぶまとめ
アイスティックピコとアスパイアEVO75をそれぞれの項目で比較してみましたが、3-0でアスパイアEVO75のスターターキットを購入した方がお得ということになります。
しかし、デザインや価格面などではアイスティックピコの方に軍配が上がり、あとは好みの問題になってきます。
個人的にはVAPEを楽しみたいという点を考えると、アスパイアEVO75のスターターキット購入をおすすめします。
BOX modでこの2点で悩んでいる方の参考になればと思います。
アイスティックピコをより詳しく知りたい場合は下記の記事から参照ください。
参照iStick Pico 75W(アイスティックピコ)の仕様と機能がすごい!
アスパイアEVO75の詳細を知りたい方は下記の記事から参照ください。