電子タバコ(VAPE)は本体だけ購入しても吸うことができません。リキッドを蒸気に変えることで蒸気を吸い込みますので、そのためにリキッドというものが必要になります。リキッドとは、アイコスでいうとヒートスティック、プルームテックで言えばタバコカプセルに当たる部分と思えば分かりやすいのではないでしょうか。
それでは、電子タバコ(VAPE)を購入したけどリキッドはどれを選べば良いのだろう??と考えたことがあると思います。
リキッドもさまざまなメーカーからいろんな味が出ています。いちごの味が吸いたいと思っても何種類もあり、どれが良いのだろう・・・と調べているだけでも何時間も費やしてしまいます。
もう何十種類も吸っている人であれば、それぞれのリキッドの特徴や味が分かりますので、自分好みのリキッドを何個かに絞れていると思いますが、始めての人の場合は自分がどの味が好みかを知るところから始まります。
リキッドも使用環境や個々人の感じ方で味が異なります。そんな始めてリキッドを購入する人がどのようなところを見てリキッド購入をしたら良いのかを紹介していきます。
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アイコスやプルームテックとの違い
冒頭でも記載したように、リキッドはアイコスでいうヒートスティック、プルームテックでいうタバコカプセルと同等のものになります。では、何が違うのかというところについてですが、ヒートスティックやタバコカプセルはニコチンが含まれています。いわゆる毒物に分類される成分です。これは紙巻きタバコにも含まれる成分なので、タバコを吸った時と同じ感覚になります。
それに比べて、リキッドにはニコチンが含まれていません。海外から輸入してニコチンを入れる人もいますが、国内で販売されているリキッドはニコチンを入れると違法となり販売できませんので、ニコチン入りリキッドは現時点では販売されていません。つまり、毒物が含まれていませんので健康面に悪い影響がほとんどなく加熱式タバコのように味を楽しめるものがリキッドになります。ニコチンが含まれていないので、紙巻きタバコから切り替える場合は物足りなさを感じてしまう場合もあります。
リキッドを作っている国
電子タバコ(VAPE)のリキッドを作っている国もさまざまあります。国内はもちろんアメリカ、中国、フィリピン、マレーシアなどのリキッドが多く販売されています。どこの国のリキッドが良いとか悪いとかはありませんが、国産リキッドは比較的味が薄めで、海外産は味が濃いのが多くあります。
品質面に於いて安心できるのは国産リキッドですが、味が美味しいのは海外産が多く、海外産のリキッドに人気があるのが現状でしょうか。国産でも味が濃いものもありますし、海外産でも味が薄いものもあります。
このように、リキッドを購入する時は生産国は余り比較の対象にはなりません。
リキッドの成分
電子タバコ(VAPE)のリキッド成分にはPG、VG、香料で構成されています。それぞれの成分はどのような成分なのかを見ていきます。
PG(プロピレングリコール)
PGとはプロピレングリコールのことを言い、プロピレングリコールとは無色・無臭のやや粘り気のある液体の二価アルコールになります。水に完全に溶解するうえに香料・精油・樹脂などの有機化合物を溶かす特性を持っています。そして、毒性が極めて低く人体にはほぼ無害になります。更に水に比べると沸点が高く凝固点が低いので熱伝導媒体として不凍液や冷媒などとしても使用されています。
プロピレングリコールは樹脂の中間原料として使用されるほか溶剤としての性質に優れ、潤滑作用・保湿作用・保存作用・乳化作用・高沸点・低凝固点などの特徴を活かし、食品、医薬品、化粧品、熱媒、冷媒、不凍液など幅広く使用されています。
プロピレングリコールには防カビ性がありますので、麺類やおにぎりなどの品質保持剤として使われていたり、保湿性がありますので餃子や春巻きなどの皮やイカの燻製などにも使用されています。また、ガムの軟化剤としても使用されています。それ以外にもシャンプーやトリートメント、歯磨き粉などの保湿剤としても使用され私達の生活には身近に存在している成分がプロピレングリコールになります。
リキッドのプロピレングリコール比率が高いと、香料との溶解性が良いので味が出やすくなりますが、蒸気が出にくくなります。味重視の人はプロピレングリコールの比率が多いリキッドを選ぶと良いでしょう。
VG(ベジタブルグリセリン)
VGとはベジタブルグリセリンのことを言い、ベジタブル=植物性なので植物性グリセリンとも言われています。無色透明の粘り気があり、甘みが感じられる三価アルコールになります。
食品では食品添加物として甘味料・保存料・保湿剤・増粘安定剤などに使用され、医薬品や化粧品としては、保湿剤や潤滑剤があり、咳止めシロップ、うがい薬、練り歯磨き、石鹸やローションなどに使用されています。水に溶けやすく吸湿性が高く、低温でも粘度が維持できる特徴を持っています。グリセリンの安全性としては、皮膚刺激性・毒性・眼刺激性がなく、皮膚アレルギーの報告もなく、安全性が高い成分とされています。
リキッドとして使用すると、蒸気の出る量が増えますので爆煙で吸いたい人はVGの配合量が多いリキッドを選ぶと良いでしょう。しかし、VGには殺菌作用がありませんので、VGの比率が高く保存方法が悪いと直ぐに腐ってしまうので注意が必要です。また、PGに比べ粘度が高いのでウィックへの浸透に時間がかかります。ウィックに浸透していないままコイルに熱をかけてしまうとドライヒットしてしまいコイルやウィックが焦げ付いて使用できなくなります。
香料(フレーバー)
香料はリキッドを選ぶうえで最も重要な要素になってきます。香料はフレーバーとも言われリキッドの味を決める成分になります。香料は食品で使用されているものと同じ香料が使用されていて熱によって風味が飛ばないものを使用しています。
フレーバーの味わいも種類が豊富でどのような味があるのか紹介していきます。
ミント・ハーブ味
ミント・ハーブの味は鼻から抜けるような清涼感のある味わいになります。夏の暑い日なんかにミント・ハーブのリキッドを吸うと体の中から涼しくなります。
アロエ味
ヨーグルトなんかによくあるアロエ味ですが、実はアロエって苦い味がするの知ってました?リキッドの香料として使用されているアロエ味はアロエヨーグルトなんかで使用されている味なので苦味はありません。さっぱりとした甘みのあるフルティーな味わいになっています。
コーヒー味
コーヒー味のリキッドは豆から作ったコーヒー味、インスタントコーヒー味などリキッドの種類によって味わいが大分違ってきます。食後にコーヒーを飲んでいる人は食後にコーヒーリキッドを吸うことでリラックスできるのではないでしょうか。
スイーツ系の味
スイーツ系と言っても幅広いですが、バニラカスタード、チーズケーキ、チョコレートナッツなど甘い洋菓子をイメージしたら分かりやすいのではないでしょうか。
はちみつ味
はちみつは皆さんも一度は食べたことがある味だと思いますが、あぼあま~い味わいになります。はちみつレモンなどの飲料水も出ていましたのではちみつ味は馴染み深いのではないでしょうか。
チョコ味
チョコレート味はお菓子とかでも人気があり、多くの味が出回っています。そんなチョコレート味のリキッドも出ていますので甘い物好きな方には良いかもしれません。
タバコ味
タバコ味のフレーバーは、紙巻きタバコから電子タバコ(VAPE)に移行しようと思っている人には最適な味かもしれません。紙巻きタバコの味を上手く再現して、その中に他のフレーバーの味が混ざっていたりします。
フード系の味
フード系といってもくくりが大きいですが、果物、野菜炒め、ポップコーンなどのフード味を再現させたリキッドになります。
ミルク味
ミルク味がミルクをベースとした味わいでそこにいちごなどが加わりいちごミルク味とかになったりとミルク味がベースとなったリキッドです。牛乳好きの人はこのフレーバーが良いですね。
シナモン味
スイーツなんかにパラパラとかかっているシナモン、好き嫌いが分かれるスパイスですが、そんなシナモンフレーバーもあります。
キャラメル味
キャラメルは食べたことがあると思いますが、あの茶色い甘塩っぱい味です。フレーバーとしても相性が良く美味しいリキッドが数多くあります。
バニラ味
バニラと聞いて最初に思い浮かべるのはアイスのバニラ味かと思います。そんなバニラ味のフレーバーも大変人気があり種類も豊富に出ています。
スパイス味
スパイスは調味料の一種で調理の際に香り付けなどをする時に使用されます。そんなスパイス味のフレーバーも出ています。
バター味
バターは調理する時に入れたりするとコクと風味が出てきたり、トーストに塗ったり、お菓子の味と幅広いバター味ですが、フレーバーとしても出ています。
ヨーグルト味
整腸のために毎日ヨーグルトを欠かさずに食べている人も多くいるかと思います。乳に乳酸菌を混ぜて発酵させて出来上がる発酵食品のヨーグルトですが、ヨーグルト味の甘酸っぱいフレーバーも出ています。
ココナッツ味
ココナッツと聞くと甘ったるいイメージがしますが、実際のココナッツは意外とあっさりしています。そんなココナッツ味のフレーバーもあります。
カクテル・お酒味
カクテルにも色んな味がありますが、フレーバーにも色んなカクテル味が出ています。再現性の高いリキッドが豊富に出ていますので一度試してみてはいかがでしょう。
マンゴー味
南国を感じさせるトロピカルな味わいのマンゴーですが、甘く酸味のあるマンゴー味のフレーバーも人気のあるリキッドが多くあります。
パッションフルーツ味
パッションフルーツは余り馴染みがないかもしれませんが、こちらも南国を思わせるフルーツで、甘さと酸っぱさが強く出るフルーツになります。そんな酸味のあるフレーバーは夏に丁度よい味わいです。
ドラゴンフルーツ味
ドラゴンフルーツは余り馴染みがないかもしれません。こちらも南国をイメージさせる果物で甘いキウイのような味わいですが一般的に販売されているドラゴンフルーツはサッパリとした味わいになっています。そんなドラゴンフルーツを再現させたフレーバーも出ています。
グアバ味
グアバも余り馴染みのないフルーツですが、グアバの味はサッパリとして甘みが若干あります。梨をさっぱりさせた味わいという感じです。そんなグアバのフレーバーも出ています。
あんず(杏)味
あんず(杏)は甘く酸っぱい味わいの果物ですが、果実で余り食べることはなく、ジャムやドライフルーツ、ジュースなどに加工されたものがほとんどです。そんなあんず(杏)味のフレーバーもあります。
レモン味
レモンは馴染み深い果物なので一度は食べたことがあるかと思います。とても酸っぱく酸味の強い果物で、そんな酸味を再現させたフレーバーが出ています。
カシス味
カシスはカシスソーダなどでイメージがありますが、果実のカシスは余り馴染みがありません。カシスはブルーベリーなどのベリー系の仲間でブルベリーよりも酸っぱく苦味のある味わいが果実のカシスの味わいです。カシスのフレーバーもありますのでカシスソーダが好きな人には合うかもしれません。
ライチ味
ライチも果実で食べたことのある人は少ないのではないでしょうか。ライチはマスカットを味を薄くした感じの味になります。そんなライチのフレーバーも出ています。
バナナ味
バナナは食卓に良く出てくる果物なので食べたことがあると思います。ジュースやお菓子など色んなところで使用されるバナナ味ですが、フレーバーとしても出ています。
チェリー味
チェリーは食べたことがあると思いますが、あの甘すぎず酸っぱすぎない味がクセになってしまう味わいです。さくらんぼはいくらでも食べられるのは自分だけでしょうか。そんなチェリー味のフレーバーも出ています。
ベリー味
ベリーと言っても種類がありますが、ブルーベリー、ラズベリー、クランベリー、ストロベリーなど種類があります。これら全てを含めてベリー味としています。そんなベリー味のフレーバーも出ています。
パイン味
パインも馴染み深い果物です。あの酸味のある美味しい果物味のフレーバーも出ていますので一度吸ってみてはいかがでしょう。
スイカ味
夏には定番のスイカですが、さっぱりとした甘さで子供には大人気の果物です。そんなスイカ味のフレーバーもあります。
ピーチ味
ピーチも馴染み深い果物なので皆さん食べたことがあるかと思います。個人的には果物の中で一番好きであの甘さが最高に美味しく、リキッドのピーチ味も大変おすすめです。
ライム味
ライムが柑橘系の代表的な果物で、ジュースなんかにもライム味なんかは良くありますので味の想像がつくかと思います。そんなライム味のフレーバーもあります。
フルーツミックス味
フルーツミックスは色々な果物を混ぜ合わせた味わいなのでちょっと表現が難しいですが、ごちゃまぜ果物味になります。そんなフレーバーもあります。
梨(ナシ)味
梨(ナシ)もお馴染みの果物だと思いますので説明は不要かと思います。梨(ナシ)味のフレーバーも出ています。
キウイ味
キウイも果物としては定番なので食べたことがあるのではないでしょうか。酸味があり若干の甘みがある果物です。そんなフレーバーも出ています。
メロン味
メロンも定番中の定番の果物です。ジュースやお菓子なんかでもメロン味は良くありますので味のイメージがわきやすいのではないでしょうか。
りんご味
りんごも果物の定番ですね。ジュースやお菓子などさまざま出ていますのでりんご味もイメージしやすいと思います。そんなりんご味のフレーバーも出ています。
いちご味
いちごも定番中の定番の果物です。あの美味しい甘酸っぱさが何とも言えません。ジュースやお菓子なんかでもいちご味は多く出ていますのでイメージしやすいかと思います。
オレンジ味
オレンジも誰でも食べたことのある果物かと思います。オレンジ味もジュースやお菓子など沢山の種類が出ていますので味のイメージは分かりやすいかと思います。
お茶味
お茶は飲んだことがあると思いますが、フレーバーのお茶味はちょっと想像しにくいかと思います。そんなお茶味のフレーバーも出ています。
紅茶味
紅茶は飲んだことがある人も多いと思います。紅茶にもミルクティ、レモンティ、ストレートティなどさまざまあります。そんな紅茶味のフレーバーも出ていますので食後に吸ってみてはいかがでしょう。
ドリンク味
ドリンク味と言っても幅広いですが、コーラとエナジードリンク味は別途ありますので、それ以外のドリンク味と思ってもらえればと思います。そんなドリンク味のフレーバーも出ています。
コーラ味
コーラも定番の飲み物なので一度は飲んだ経験があると思います。そんなコーラ味のフレーバーも出ています。
エナジードリンク味
エナジードリンクはレッドブルなどを再現した味わいになります。そんなフレーバーも出ています。
ナッツ味
ナッツ味のフレーバーはリキッドにピッタリマッチする味わいになっていますのでヒット商品が多く出ています。
マスカット・ぶどう味
マスカット・ぶどう味のフレーバーは果物系リキッドの中でも人気のあるフレーバーになっています。最初のリキッドにするには絶好のフレーバーではないでしょうか。
タバコ味
タバコ味は紙巻きタバコから電子タバコ(VAPE)に変更しようと思っている人にはタバコ味から始めるのが良いでしょう。
メンソール味
メンソールは清涼感があり、紙巻きタバコのメンソールを吸っていた人はメンソールリキッドから始めると吸いやすいのではないでしょうか。
このようにフレーバーにもさまざまな種類が出ていて、フレーバー選びがもっとも重要になってきます。自分このみのリキッド味を選んでみましょう。
始めて購入するならどれがおすすめ
フレーバーの味もさまざま出ていますのでどれを選べば良いのか迷ってしまうのではないでしょうか。
そこで、私が最初に購入するならということでおすすめするリキッドは
この3本をおすすめします。ウーキークッキーは本当にクッキーの美味しい甘味が出るリキッドで、一時期大流行したリキッドになります。次にセックスオンザビーチで、カクテルのセックスオンザビーチをそのまま再現されてピーチの美味しい味に清涼感が加わりバランスのとれた味わいで大人気のリキッドです。そして最後にメガマスカットです。これも一時期大ヒットした商品でマスカットの再現性が高く、誰が吸っても美味しいと感じられるリキッドになります。
好みの味がなければ、他の味を試してみてください。
上級者におすすめなリキッド
上級者におすすめなのは、芸能人の電子タバコ愛用者にも人気のあるFIVE PAWNSのリキッドです。
FIVE PAWNSのリキッドは高級リキッドとしても知られ、味が一言では例えられない奥深い味わいになっています。この味が分かれば電子タバコ(VAPE)の上級者という感じです。
中でもキャッスルロングリザーブがおすすめで高級リキッドの代表作です。
リキッド選びのまとめ
始めて購入する時のリキッドの選び方について紹介しました。
リキッドは国産・海外産は余り気にしなくても良い項目で、選ぶ時に重要になるのがPG・VGの比重とフレーバーの味わいです。PG・VGの比率に関しては市販で販売されているリキッドであればそれ程気にすることもありません。
フレーバーの味ですが、これが最も重要な項目で、自分好みの味を探し出すまでに少し時間がかかるかもしれません。マズイリキッドを選んでしまって、電子タバコ(VAPE)はこんなものかーと思われてしまっても何なんで、始めて購入する時のおすすめを3つ紹介しましたので、どれを選べば良いのか分からない人はこの3つから始めてみてください。