初めて電子タバコ(VAPE)を持とうと考えている人にとって電子タバコ(VAPE)選びというのは非常に難しい選択になります。
なぜかというと専門用語が非常に多く訳が分かりません。いきなりアトマイザー?MOD?なんのこっちゃ?というように電子タバコ(VAPE)特有の専門用語だらけでいまいちピンと来ない場合があります。
私なんかはVAPEって電子タバコの商品名かと思っていたくらいです・・・
そういった人にも選びやすいようにおすすめのスターターキットをランキング形式にして紹介していきますので参考にしてみてください。
現在は電子タバコ(VAPE)の製造会社も増えてきており、それに伴い機種もどんどん増えてきています。そして形状もタバコ形状のスティック型、ペン型、ボックス型と形状や大きさが異なり、それにより機能も大きく変わってしまいます。
それではランキングに入る前に電子タバコ(VAPE)の形状の違いによるそれぞれの特徴について知っておきましょう。
Contents
電子タバコ(VAPE)の形状による特徴
電子タバコ(VAPE)は大きく分けて3つの種類に分類されます。
- スティック型
- ペン型
- ボックス型
これらの形状の違いによる特徴を見ていきたいと思います。
ステイック型電子タバコの特徴
スティック型の電子タバコとは、タバコ形状の電子タバコを指します。タバコ形状ですので非常にコンパクトなのが特徴で持ち歩く時に便利です。スティック型の電子タバコはVAPEとは呼ばれません。
紙巻きタバコから電子タバコに変えるには、大きさもそれ程変わらないので抵抗なく吸うことができます。
全体的にコンパクトサイズになっていますので
- リキッドを溜めるタンクが小さい
- バッテリーの容量が小さい
- コイルの性能が悪い
というデメリットがあります。
リキッドがタンクに入らないとどうなる?
スティック型の電子タバコはタンクにリキッドを溜める量が少なくなり、タンクに溜められないとリキッドを頻繁にタンクに補充(リキッドチャージ)しなくてはなりません。タンク内にリキッドが入っていない状況で吸ってしまいますと空焚きになってしまい、リキッドを吸収していないウィック(コットン)に熱がかかりコイルとウィックに焦げ付きが発生して交換しなくてはいけません。
また、外出中にリキッドが無くなって吸いたい場合は、リキッドを持ち歩かなくてはなりませんので、スティック型の電子タバコ自体はコンパクトですが、リキッドを持ち歩かなくてはいけませんので、逆に不便になることも考えられます。
このようにタンクが小さいことでリキッドが溜められませんので
- リキッドを持ち歩かなくてはならない
- リキッドを頻繁に入れなくてはならない
- コイルやウィックを焦がすかもしれない
このようなデメリットが発生してしまいます。
バッテリーの容量が小さいとどうなるの?
電子タバコはバッテリーで動作させています。スマホと同じ考え方です。スマホもバッテリーがなくなると電源が供給されませんので使用できなくなってしまいます。電子タバコも同様で、バッテリーがなくなると吸うことができなくなってしまいます。
バッテリーがなくなるとスマホと同様に充電することで回復しますが、容量が小さいということはバッテリー切れするのが早いということになります。単位はmAhで表されていて数値が大きいものが大容量となりバッテリーが長持ちします。
バッテリーが無くなっても充電できる環境にいればそれ程問題ありませんが、外出先なんかでは充電ができない場合があると思いますので、そんな時はモバイルバッテリーなんかを持ち歩くことで充電することができます。
このように、バッテリーの容量が小さいことで
- モバイルバッテリーを持ち歩かなくてはならない
- 充電する頻度が多くなる
- 充電中は電子タバコを吸うことができない
このようなデメリットが発生してしまいます。
コイルの性能が悪いとは?
コンパクトな電子タバコは全てがコンパクトサイズになってしまうことからコイルもコンパクトになってしまいます。コイルはバッテリーから電気が流れてそれにより発熱してウィックに吸収されたリキッドを気化させる役割がありますので、コイルの性能が悪いということは気化させにくいということになります。
気化させれないと、蒸気が発生しませんので味も出ないし煙(蒸気)も出なくなってしまうのです。そうなるとリキッド本来の味が分からずに美味しい味が感じられないまま、電子タバコは美味しくないとか味がしないとか言い出したりする人も出てきます。
このようにコイルの性能が悪いと
- リキッドの味を感じにくい
- 吸った時に煙(蒸気)が出しにくい
このようなデメリットが発生してしまうのです。
スティック型電子タバコの良い点は?
スティク型電子タバコのデメリットばかり紹介しましたので良いところがないと思ってしまうかもしれませんが、やはり最大に良い点は持ち歩くのにはコンパクトで邪魔にならないという点です。
そして、紙巻きタバコから移行しようと思っている方にとって、紙巻きタバコとサイズがそれ程変わりませんので吸った時に違和感なく吸えるという点が最大のメリットではないでしょうか。
また、ケースに収納できるものもあり、ケースに充電機能が付いた機種もあります。その場合は充電器やモバイルバッテリーなどを持ち歩く必要もなく持ち歩くには大変便利でバッテリー切れの心配もありません。
ペン型電子タバコ(VAPE)の特徴
ペン型電子タバコ(VAPE)はスティック型電子タバコを一回り大きくした形状をしていますので、各部品のサイズも一回り大きくなっています。
ペン型電子タバコをスティック型電子タバコと比較すると
- バッテリーが大容量のものが多い
- タンクが大きい
- サイズが大きくなっている分、持ち歩くには不便
- リキッドの味がしっかりと感じられる
- 煙(蒸気)の量が多い
メリットとデメリットを上げましたが、サイズが大きくなっている分性能が向上していますが、大きくなったことで持ち歩くには不便になります。
スティック型電子タバコはカスタマイズができない物が多いですが、ペン型電子タバコ(VAPE)はアトマイザーを違うメーカーに交換したり、MOD(バッテリー)を違う物に交換したりと、部分ごとにカスタマイズすることもできます。
アトマイザーを違う物に交換して、その後にMODも違う物に交換するとカスタマイズでなく全く原型をとどめない別物になってしまいますけどね・・・
爆煙仕様のペン型電子タバコ(VAPE)もありますので手軽に電子タバコ(VAPE)を楽しむ人にはペン型電子タバコ(VAPE)が良いのではないでしょうか。
ボックス型電子タバコ(VAPE)の特徴
ボックス型はBOX MODと呼ばれ、電子タバコと呼ばずにVAPEと呼ぶ場合が多いです。BOX MODの特徴としては、出力を自分で調整できるタイプのものが多く自分好みの設定変更ができます。
BOX MODは長さはそれ程ありませんが横幅がありますので持ち運びはペン型よりは良いように思えます。
BOX MODの特徴としては
- 出力調整ができる
- 自作(ビルド)したアトマイザーを使用できる
- バッテリーが長持ち
- バッテリー交換することで連続で吸える
- バッテリーがダメになっても交換で対応できる
- タンクの容量が大きい
- コイルの性能が良い
- 好きなようにカスタマイズ可能
BOX MODにはこのような特徴があります。
出力調整するとどうなるの?
出力とはバッテリーからコイルに流す電力を自在に変更することができます。電力を少なくすることでコイルの熱量が少なくなりますので気化する量を抑えることができます。これにより濃厚な煙(蒸気)となりリキッドの味がしっかりと感じられます。逆に出力を多くすることでコイルの熱が強くなり、大量に気化させることができます。そうすることで煙(蒸気)量が多くなり爆煙仕様になります。余り出力を上げるとリキッドの味が飛んで本来のリキッドの味が感じられなくなったりもしてきます。
このように、BOX MODは出力調整が行えますので自分好みの味わいに調整することができるようになります。
自作(ビルド)したアトマイザーとは?
アトマイザーを自作することをRBAと言い、専用デッキにコイルを自分で巻いて取り付けて、ウィック(コットン)を自分で詰めてアトマイザーを作ります。この作ることをビルドすると言います。
ビルドすることでコイルの抵抗値が自分で調整でき、更に、ウィックとドリップチップも近いのでリキッドの味を最大限に引き出すことができるのです。しかも自分で作りますので材料費だけで済んでしまいまうことから経済的にも良く最近ではビルドしている人も多くなっています。
ペン型の電子タバコ(VAPE)でもRBAのアトマイザーを使用することができますが、出力が調整できませんので出来ればBOX MODで使用するようにしましょう。
バッテリーが長持ちする
スティック型やペン型は内蔵バッテリーがほとんどですが、BOX MODは内蔵型も一部ありますが、ほとんどが別売りのバッテリーになっています。18650という規格のバッテリーが最も多く使用されており、非常に容量が多いことからバッテリーが長持ちします。
バッテリーを交換することで連続的に吸える
内蔵型バッテリーの場合は充電がなくなると充電しなくてはいけません。その間VAPEを吸うことができなくなります。別売りバッテリーの場合は、予備のバッテリーを持っておくことでバッテリーの充電がなくなっても予備と交換すれば良いので連続的に吸うことが可能になります。バッテリーがなくなった物を充電しておき、次に交換できるようにしておけますので連続的に吸えます。
バッテリーがダメになっても交換すれば復旧
スティック型やペン型の電子タバコ(VAPE)はほとんどがバッテリー内蔵型になっています。バッテリーが内蔵型だとバッテリーだけダメになったら本体が何ともなくても、本体ごと交換しなくてはいけません。その点、BOX MODは別売りのバッテリーが多いので、バッテリーがダメになってもバッテリーのみ交換で済みます。
タンクの容量が大きい
タンクの容量が大きいことでリキッドが多く溜めれますので、リキッドがなくなって補充(チャージ)する時の回数が減ります。以外とリキッドのチャージは面倒なので少しでもタンクの大きいアトマイザーに変更してリキッドのチャージ回数を減らすことで余計な作業が減ります。
コイルの性能が良い
コイルの性能が良いのでリキッドを気化させやすく、爆煙で吸うことも可能になります。市販のクリアロマイザーでは不満の人はRBAでビルドしてみるとより一層爆煙仕様にすることができます。また、RBAの最大の特徴はリキッドの味が濃厚に出せるのでビルドしてみるのも面白いです。
カスタマイズ可能
ドリップチップを交換したり、コイルを変えたり、アトマイザーを変えたりと自由にカスタマイズすることができます。自由度が高いので世界にひとつのVAPEも簡単に作れてしまいます。また、RBAのアトマイザーをビルドすると世界にひとつしかないアトマイザーが出来上がりますので、そんな楽しみ方も出来てしまいます。
BOX MODの悪い点は
良いところばかり紹介しましたので、BOX MODの悪い点も上げていきますと、先ず初期投資が最もかかるという点でしょうか。機能が多い分価格も高くなってしまいます。それ以外にはリキッドの漏れが1番多いです。もちろん漏れない物もありますが、漏れやすいアトマイザーが多いのが現状です。
しいて上げるのであればこの2点くらいでしょうか。
電子タバコ(VAPE)のおすすめは
それでは、それぞれの特徴が分かったところで電子タバコ(VAPE)のスターターキットおすすめを紹介していきたいと思います。
今回紹介するスターターキットは初めて電子タバコ(VAPE)を持つ人に向けたランキングになります。初めて電子タバコ(VAPE)を持つのであれば
- 機能がシンプルで操作がしやすい
- カッコ良い
- アトマイザーの性能が良い
これらがポイントになってくると思います。スティック型、ペン型、BOX MODのそれぞれ1番おすすめできる機種を紹介します。
第3位 MALLE PCC Kit【VAPEONLY】
詳細スペック
■PCC
- PCCサイズ:128mm×65mm×14mm
- 重量:約175g
- バッテリー容量:2250mAh
- 素材:亜鉛合金、ポリカーボネート
- 充電電圧/電流:5V/1A
■E-cigarettes
- 出力:4W
- バッテリー容量:180mAh
- リキッド容量:1.0ml未満
- コイル抵抗値:1.5Ω
- 素材:亜鉛合金、ステンレススチール、クロムメッキブラス、シリコン
■セット内容
・PCC(ケース兼携帯チャージャー)
・E-cigarettes×2本
・予備1.5Ωコイル×2個
・充電用マイクロUSBケーブル
・取扱説明書
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第3位はVAPEONLYから出しているMALLE PCC Kitです。スティック型の電子タバコでは最も人気があるシリーズでタバコサイズのコンパクトなところが人気の秘訣です。
スティック型の電子タバコなので爆煙や濃厚な味わいなんかは期待できませんが、ちょっとした合間に吸いたい時などは、ポケットに入れておけますので直ぐに吸うことができます。
オートスイッチなのでボタンなどの操作が一切なくリキッドを入れてただ吸うだけの誰でも簡単に取り扱えますので女性にも大変人気のある機種です。
コンパクトなので持ち歩くにも大変便利なのでスティック型の電子タバコは人気があります。
第2位 aspire K4 Quick Starter Kit【Aspire】
詳細スペック
- サイズ:155mm×22mm
- バッテリー容量:2000mAh
- 電圧出力範囲:3.2V~4.2V
- タンク容量:3.5ml
- コイルユニット:0.27Ω
- リキッドチャージ:トップフィル
- 本体材質:カーボンファイバー、ステンレス
- 保護機能:自動カットオフ、短絡(ショート)保護、低電圧保護、過充電保護
■セット内容
・K4バッテリー本体
・0.27Ωカンタルクラプトンコイル2個
・Cleitoタンク
・充電用マクロUSBケーブル
・VAPEバンド
・取扱説明書
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第2位はペン型からAspireが出しているaspire k4 Quick Starter Kitです。爆煙のVAPEとしてもお馴染みのK4ですが、ペン型の電子タバコだけに操作が簡単で取扱説明書がなくても直ぐに取扱えるVAPEになっています。
爆煙でありながらリキッドの味もしっかりと出るアトマイザーなので初めてVAPEを持とうと思っている人にとってはおすすめです。
出力設定が面倒とか操作は簡単な方が良いという人はBOX MODではなくK4のようなペン型VAPEを持った方が良いのではないでしょうか。
第1位 iStick PICO 75W【Eleaf】
詳細スペック
- MOD:iStick PICO
- アトマイザー:MELO-3mini
- サイズ:45mm×23mm×70.5mm
- 出力範囲:1W~75W
- 温度範囲:100℃~315℃
- 抵抗値範囲:0.1Ω~3.5Ω
- 出力モード:Wattage、Bypass、TCR(温度管理)
- 保護機能:ショート防止、10秒自動カットオフ、過加熱保護、放電防止
■セット内容
・iStick Pico 本体
・MELO-3miniアトマイザー (EC 0.3Ω コイル組込済み)
・EC 0.5Ω コイル
・USBケーブル
・アトマイザー シールリング
・取扱説明書
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第1位はEleafから出しているiStick Pico 75Wです。2016年に大ヒットしたiStick Picoは初心者から上級者まで手軽に扱えるBOX MODとして人気があります。ググれば直ぐにレビュー記事なんかも出てきますのでVAPEを探している人は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
最もおすすめできる理由として価格が手頃という点です。BOX MODのスターターキットとしてはかなり安価で購入できてしまいます。値段は安いですが、アトマイザーMELO-3miniもとても性能が良く爆煙仕様にすることもできますし、濃厚な味で楽しむこともできます。
保護機能も充実していますので故障の心配もそれ程ありませんし、何よりもコンパクトでありながら見た目が良いというところが最大のポイントかもしれません。
初めてVAPEを持とうとしているのであればiStick Pico 75Wが非常におすすめです。
電子タバコ(VAPE)のおすすめまとめ
電子タバコ(VAPE)を選ぶ時は、どのような形状の物を選ぶかで性能が大きく変わってきます。
コンパクトで持ち歩くのに便利なのは
スティック型 > ペン型 > BOX MOD
の順番で、リキッド本来の味を味わいたいのであれば
BOX MOD > ペン型 > スティック型
このようになります。
どれを選ぶのかは個々人の自由ですが、VAPE本来の性能を発揮させるのであればBOX MODをおすすめします。私も何も知識がない時はスティック型の電子タバコから購入しましたが、煙も出なけりゃ味も薄くて吸っている気がしませんでした。
そんな私の経験から、VAPEを購入するのであればペン型以上の性能があった方がしっかりとした味わいも感じられ、煙量も多いので後々後悔しないのではないかと思っています。
今回紹介したのは、それぞれの形状で最も人気のある機種で操作も簡単でありながら味わいも感じられる電子タバコ(VAPE)をチョイスしましたのでVAPEに挑戦しようと思っている人は参考にしてみてください。