イーフォス(EFOS)とは、アイコスの互換機として出された加熱式タバコ(ヒートスティック)を吸うための機種になります。
互換機とは、代わりになるということですので、イーフォス(EFOS)があればアイコス(IQOS)を購入しなくてもアイコス用のタバコ葉(ヒートスティック)を吸えるようになります。
別に互換機を購入しなくてもアイコス(IQOS)を購入すればいいのでは!?と思う人もいるかもしれませんが、イーフォス(EFOS)はアイコスと違った特徴がありますので紹介していきたいと思います。
その前に互換機を購入するメリットとしては、アイコス(IQOS)の欠点が解消されているということが1番のメリットなのですが、アイコス(IQOS)にはどのような欠点があるのでしょう。
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アイコス(IQOS)の欠点
アイコス(IQOS)ブームも去って、一次期は在庫がなく入手困難な状況にありましたが、現在はコンビニへ行ってもどこでも見かけるくらいになりました。
周りを見渡してもアイコス(IQOS)を持っている人を多く見かけます。
そんなアイコス(IQOS)ですが、欠点として上げられるのは故障の多さです。アイコス(IQOS)はポケットチャージャーとホルダーの2つに分類されますので、それぞれ故障する可能性があります。
ポケットチャージャーの故障には主に
- 蓋の開閉の不具合
- ランプが点かないなどの不具合
- 充電しても充電されない
- ホルダーの充電ができない など
このようにポケットチャージャーが故障する可能性が多くあります。更にホルダーも故障する可能性があり、ホルダーの故障は主に
- 加熱のボタンを押しても無反応
- 加熱ブレードが折れる
- 加熱のボタンを押しても赤ランプが点灯して加熱されない
- チャージャーに入れても充電されない など
ポケットチャージャーとホルダーが2つあることで故障が2つの機器から発生する可能性があるということになるのです。
カスタマーセンターやアイコス(IQOS)ストアに行けば新品と交換してくれますが非常に面倒です。高い金額を出してのですから故障すること自体がどうなんでしょう。
このようにアイコス(IQOS)には故障という致命的な欠点があります。そんな欠点が解消されたイーフォス(EFOS)とはどのような加熱式タバコなのでしょうか。
イーフォス(EFOS)の詳細
それではイーフォス(EFOS)はどのような加熱式タバコなのか、購入してのセット内容から仕様を見ていきましょう。
セット内容
イーフォス(EFOS)E1を購入した時のセット内容は次の通りです。
- イーフォス(EFOS)E1 本体
- USBケーブル
- ポーチ
- 取扱説明書
- 保証書
購入するとイーフォス(EFOS)E1本体と、充電用のUSBケーブルと収納用のポーチと取扱説明書と保証書のセットになっています。
充電用のUSBケーブルは付属してきますが、ACアダプターは付属していませんので別途購入するかスマホなどと併用しなくてはいけません。ですが、同時に充電したい場合が出て来ると思いますので予めACアダプターは準備しておいた方が後から便利です。
参照電子タバコ(VAPE)充電用のACアダプター選びは要注意
本体の仕様
イーフォス(EFOS)E1仕様
●バッテリー容量:2000mAh
●作動電圧:3.7V
●本体色:白/黒
●使用環境温度:-15℃から50℃
●予熱時間:30秒から40秒
●充電電流及び時間:5V1A(110-115分)/5V2A(70-75分)
イーフォス(EFOS)E1の仕様はこのようになっています。充電が2Aに対応しているところは嬉しいところで、充電時間が大幅に短縮されます。どうせならACアダプターも2A対応のものを選ぶようにしましょう。
イーフォス(EFOS)とアイコス(IQOS)の比較
イーフォス(EFOS)の仕様が分かったところで、アイコス(IQOS)との違いが1番気になるところです。それぞれの項目で比較してみたいと思います。
本体サイズ
本体サイズはイーフォス(EFOS)が103mm×47.5mm×24mmに対して、アイコス(IQOS)は110mm×50mm×20mmになっています。
イーフォス(EFOS)の方がコンパクトですが、厚みがあります。ですが、微々たる差なのでそれ程大差はないといった感じです。
バッテリー容量
イーフォス(EFOS)のバッテリー容量は2000mAhに対して、アイコス(IQOS)のチャージャーのバッテリー容量は2900mAhでホルダーが120mAhになっていますのでアイコス(IQOS)の方が長持ちして充電回数が少なくなります。
作動電圧
イーフォス(EFOS)の作動電圧は3.7Vでアイコス(IQOS)も同様に3.7Vになっています。ここは特に気にするところでもありません。
本体色
イーフォス(EFOS)の本体色は白か黒しか選べませんが、アイコス(IQOS)は通常カラーはネイビーと白の2色ですが限定色でボルドーレッド、ブルー、ブラック、ローズピンクと合計で6色あります。
本体色はアイコス(IQOS)のほうが選択枠が豊富にあります。
使用環境温度
イーフォス(EFOS)の使用環境温度は-15℃から50℃に対し、アイコス(IQOS)は10℃から60℃です。これを見てお分かりかと思いますが、アイコス(IQOS)は寒さに非常に弱いという弱点があります。
寒冷地で外で吸おうとしても赤ランプが点灯して吸うことができなくなってしまいます。
予熱時間
イーフォス(EFOS)の予熱時間は30秒から40秒に対し、アイコス(IQOS)は20秒で予熱することができます。ヒートスティックを挿し込んでから直ぐに吸える方が良いので、ここはアイコス(IQOS)に軍配が上がりそうです。しかし、アイコスは1本吸うごとにホルダーを充電しなくてはいけません。
ホルダーを充電する時間は約4分かかりますので、連続で吸う場合は4分+20秒ということになります。それに対し、イーフォス(EFOS)は連続で吸うことができますので、吸い終わって次に吸う場合も30秒から40秒で吸えてしまいます。
このことから、最初の1本目はアイコス(IQOS)の方が早く吸うことができますが、2本め以降はイーフォス(EFOS)の方が早く吸えます。
充電電流及び時間
イーフォス(EFOS)の充電は1Aと2A両方に対応しています。1Aで充電すると約110分かかりますが2Aで充電すると約70分で充電が完了します。それに対しアイコス(IQOS)はスターターキットに付いているACアダプターは2Aです。2Aで充電してもバッテリーの容量が大きいので約90分かかってしまいます。
1.5Aや1Aでも充電することはできますが、その分充電完了するのが遅くなります。
こちらについては、イーフォス(EFOS)もアイコス(IQOS)も2Aで対応していますのでどちらが良いとは言いにくい部分です。
ここまでの比較ですと、イーフォス(EFOS)もアイコス(IQOS)もそれ程大きな差が感じられませんのでイーフォス(EFOS)の優れている点をまとめてみます。
イーフォス(EFOS)はここが優れている!
イーフォス(EFOS)は本体に直接ヒートスティックを挿し込みながら吸うようになっていて、アイコス(IQOS)でいうホルダーの部分と本体が一体型になっています。
このことから故障する可能性は機器が一体型の分、アイコス(IQOS)は2つが故障する可能性があるのに対し、イーフォス(EFOS)は1台しかありませんので故障する可能性としては低くなります。ですので、故障という部分に関してはイーフォス(EFOS)が有利と言えるでしょう。
これ以外にもイーフォス(EFOS)にはアイコス(IQOS)よりも多くのメリットがあります。
使用環境性能が良い
北海道で使用している人は分かっていると思いますが、アイコス(IQOS)は氷点下の温度では使用できない場合があります。
その点イーフォス(EFOS)は-15℃から50℃までの環境でも使用することができますので寒冷地に住んでいる方で外で仕事をしている人にとっては、イーフォス(EFOS)の方が断然使えます。
連続で吸うことができる
アイコス(IQOS)はヒートスティック1本吸い終わるとホルダーをポケットチャージャーに入れて充電しなくてはなりませんが、イーフォス(EFOS)は連続で5本吸うことができます。
ヘビースモーカーで連続で吸いたい場合はイーフォス(EFOS)を選んだ方が待ち時間もありませんのでストレスにならなくて済みます。また、アイコス(IQOS)はヒートスティック1本で14回しか吸えませんが、イーフォス(EFOS)は20回吸うことができるという点は非常にメリットがあります。
単純にヒートスティック1箱で考えるとアイコス(IQOS)では280回吸えるのに対し、イーフォス(EFOS)は400回吸えるということになります。つまり、イーフォス(EFOS)は1箱で吸える回数が30%アップするということになるのです。
モードの切り替えが可能
アイコス(IQOS)は切り替えなどはなく、電源を入れて吸うだけですが、イーフォス(EFOS)は高温モードと低温モードの2種類のモード切り替えができるようになっています。
低温モードではアイコス(IQOS)と同様の味わいになり、高温モードにするとより強い味を出すことができるようになっています。操作も簡単で電源ボタンを3秒長押しするだけで低温モードと高温モードに切り替えられます。
そして、加熱方法はアイコス(IQOS)では加熱ブレードはヒートスティックの中心に挿し込むのに対し、イーフォス(EFOS)では3D加熱システムという加熱方式を採用していますので、ヒートスティックの側面から均等に加熱されるようになっていますので、効率よく均等にヒートスティックを加熱させることができるのです。
これにより、深い濃厚な味わいを出すことができるという点でイーフォス(EFOS)は優れています。
メンテナンス頻度が少ない
アイコス(IQOS)のホルダーのクリーニング頻度は1箱(20本)に1回クリーニングするように推奨されています。掃除をしないまま吸い続けると焦げ臭のような臭いと味になってきます。
イーフォス(EFOS)は40本くらいまでクリーニングしなくても全然大丈夫です。
更に、差込口の形状が異なりますので清掃のし易さでもイーフォス(EFOS)の方が手軽に清掃ができるようになっています。
価格が安い
これが1番大きな差といえる部分かと思いますが、イーフォス(EFOS)の方が価格が安く設定されています。
- アイコス(IQOS):10,980円
- イーフォス(EFOS):8,980円
差額が2,000円もあります。この差は大きいのではないでしょうか。2,000円あればヒートスティックが4箱も購入できてしまいます。
価格は安いというのは最大のメリットではないでしょうか。
イーフォス(EFOS)を持つべき理由まとめ
イーフォス(EFOS)はアイコス(IQOS)の互換機として発売された加熱式タバコですが、アイコス(IQOS)とは全く別物として考えた方が良さそうです。
大きく違う点では、加熱方式が違います。アイコス(IQOS)は加熱ブレードによってヒートスティックを加熱させますので味ムラが出やすく焦げ付きやすいという欠点がありますが、イーフォス(EFOS)は3D加熱システムを採用していますので味ムラがなく更にクリーニング頻度も少なくて済みます。
また、アイコス(IQOS)は1本吸うごとにホルダーの充電が必要でしたが、イーフォス(EFOS)は連続で吸うことのできる仕様になっていますのでヘビーな方には断然おすすめです。
そして、モードの切り替えが備わっていますので味を自分好みに切り替えられ、濃厚な味わいで吸うことも出来てしまいます。
北国に住んでいる人にとってイーフォス(EFOS)の最も良い点は使用環境が-15℃に対応している点ではないでしょうか。アイコス(IQOS)ですと寒冷地では外で吸うことができませんでしたが、イーフォス(EFOS)ではそれが可能になります。
イーフォス(EFOS)にはホルダーがありませんので、故障する頻度も少ないのが安心な点で、本体の価格が安いという点でも始めやすい加熱式タバコではないでしょうか。
これからは、アイコス(IQOS)ではなくイーフォス(EFOS)を持ってヒートスティックを吸っている人が多くなっていくでしょう。