電子タバコ(VAPE)を吸っていると、アトマイザーを自作(ビルド)しようかな!?なんて思ったりしたことはありませんか。
私も最初はアトマイザーはクリアロで十分かなーと思っていましたが、リキッド本来の味を味わうにはRBAのアトマイザーを自作(ビルド)する方がより濃厚な味わいを楽しめる事を知りチャレンジしてみようと思いました。
また、クリアロですとコイル交換をすれば吸うことができます。私は甘いリキッドが好きなのでコイルが1週間と持たないまま焦げ付いてきてしまい、コイルの交換頻度がとても早いので出費も多くなってしまったことがビルドをしようと思った最初のキッカケです。
節約と健康という目的で電子タバコ(VAPE)にしましたが、節約という点で余り効果が出ていないことに気が付きビルドへの興味もより一層膨らみ、コイル交換でも紙巻きタバコを吸っている時よりは断然出費は抑えられますが、より節約して、更に美味しく味わいたいという気持ちからビルドにチャレンジしてみようと決心したのです。
しかし、ビルドする知識もありませんし、色々と調べているうちに当然ではありますが、ビルドに使用する道具を揃えなくてはいけません。
そんな私と同じように電子タバコ(VAPE)にしたけど節約効果が余り出ていないという人はビルドすることをおすすめします。ビルドは自分で作るという手間はかかりますが出費が抑えられ、更に電子タバコ(VAPE)のリキッド本来の味が味わえてしまうという点で1石2鳥なのです。
これからチャレンジをしようと思っているあなたに向けて、ビルドするのに必要な道具を紹介していきたいと思いますので参考にしてみて下さい。
Contents
そもそもビルドって何をするの?
初めてビルドという言葉を聞いてもいったい何なんだろう?と思う方も多いかと思います。ビルドとは、RBA(ReBuildable Atomizer)のアトマイザーに自分でコイルを巻いて取り付け、更にウィック(コットンなど)をコイル内に入れてアトマイザーを作ることを言います。
アトマイザーの種類について知りたい方は下記の記事を見て下さい。
参照アトマイザーの種類と特徴|RBAはRDA、RTA、RDTAに分類される
クリアロのコイルとは、コイルとウィックがセットになってしかも金属で出来ているケース内に入っています。コイルに焦げ付きなんかが発生すると、コイルのケース丸ごと交換することになりますのでコイル+ウィック+ケースが交換されてしまいますので大きな出費となるわけです。
それに比べRBAの場合はコットンがダメになったらコットンのみ、コイルがダメになったらコイルのみ交換など各部位ごとで交換すれば良いので出費を抑えることができるのです。
そして何よりも、コイルを自分で巻くことでコイルの抵抗値を自分好みの自由なコイルを作れるという点です。クリアロのコイルですと。0.5Ωとか0.7Ωとか既製品なので決まった抵抗値のコイルになりがちですが、ビルドすると自由に巻けますので自分好みの抵抗値のコイルを作れるという訳です。
ウィックも同様に自分好みに入れられますので世界に一つしかないアトマイザーが出来上がります。
こういった点からビルドをすると非常にメリットがあり長く電子タバコ(VAPE)を吸っている人はRBAに切り替えて行く人が多くなっています。
ビルドするにはどんな道具を使うのか
ビルドするには当然ですが道具が必要になってきます。RBAのアトマイザーだけ準備してもコイルなんかは組めませんしコイルがあっても工具がないとキレイに巻くことができません。
このように、ビルドするにも必要な道具を揃えなくてはいけませんので一通り紹介していきたいと思います。当然ではありますが、MODは既に持っているという前提で、アトマイザーのみをRBAに変更するという前提で話しを進めていきますのでMODを持っていない方はMODから揃えてください。
それではRBAのアトマイザーをビルドする時に使用する道具を見てみましょう。
RBAのアトマイザー
RBAのアトマイザーにも種類があり、RBAは主に直接リキッドをコットンに供給しながら吸うRDAと、タンクにリキッドを溜めることのできるRTA、タンクに溜めることもできて、直接供給することもできるRDTAに分類されています。
初めてビルドする場合はRDAがおすすめです。RTAやRDTAはコットンを通してリキッドを浸透させる分コットンの詰め方にもコツがいりますので難易度が上がります。それに比べてRDAの場合はコットンに直接リキッドを供給すれば良いので、供給する回数が多いという手間はありますが、初めてでも簡単にビルドすることができます。
RDAに慣れてきたらRTAやRDTAに挑戦してみましょう。
先ずはRBAのアトマイザーを準備します。RBAでもこちらはRDAに分類されるアトマイザーで初めてビルドする人にはおすすめのアトマイザーです。
YURI RDAの特徴としては、シングルコイルとヂュアルコイル両方に対応しており、最初はシングルから初めて慣れてきたらダブルにできてしまう、1台2役できてしまうところがおすすめポイントです。
YURIでなくてもRBAのアトマイザーでしたら何でも構いません。アトマイザーを準備しないとコイルも巻けませんので一番最初にRBAのアトマイザーを準備しておきましょう。
コイルワイヤー
コイルワイヤーで使われている素材にも種類があり、代表的なものは4種類になります。
- カンタル
- Ni200
- チタン
- ステンレススチール
一般的に使用されるのがカンタルコイルで、それ以外のコイルは温度管理用として使用されます。初めてビルドする方はカンタルコイルを選びましょう。
次に、コイルワイヤーの太さを選びます。太さはAWGかゲージという単位で表されて、数字が大きくなると細いワイヤーで数字が小さくなると太いワイヤーになります。ビルドで最も多く使われる太さは22ゲージから30ゲージの間で24ゲージか26ゲージを使用している人が多いかもしれません。
ワイヤーの抵抗値はカンタル線の断面積に反比例して、長さに比例します。要するに細ければ細いほど抵抗値が上がり、太いと低抵抗値になります。コイルの巻数は巻数が多いと抵抗値が上がり、巻を少なくすると低抵抗値になりますので、コイルを巻く時には覚えておきましょう。
コットン
ビルドするうえで、コットン選びは非常に重要になってきます。コットンで味が変わってしまうというくらいコットン選びは厳選して行った方が良いです。コットンを選ぶポイントは、リキッドの保持・給水能力・素材の良い物が好ましいですが、正直、コットンを選ぶ時にこのコットンは給水能力が高いなんて使ってみなくては分かりません。
VAPE専用のコットンなんかも販売されていますが、価格が高いので経済的に無印良品のコットンを使用している人が多いです。コットンだから何でも良い訳ではありません。素材が変なものを使用してしまうとコイルで熱をかけた時に有害物質が発生してしまいますので、必ずオーガニックコットンを使用するようにしてください。
ニッパー
ニッパーはコイルワイヤーの長さを決めて切断したり、デッキからはみ出したコイルワイヤーを切断したりする時に使用します。デッキからはみ出たコイルワイヤーを切断する時には、スペースが余り有りませんので、ニッパーを選ぶ時はできるだけ先端が細く小さい刃のニッパーを選ぶと作業がしやすくなります。
ホームセンターや100均でも購入できますのでコンパクトな形状のものを選びましょう。
ラジオペンチ
コイルワイヤーを掴んだり、曲げたりする場合に使用します。素手でもできないことはありませんが、コイルワイヤーが指に刺さったり痛い思いをしたくないのであれば、ラジオペンチを使用しましょう。コイルワイヤーは細いので先端が細いラジオペンチの方が作業がしやすいです。
精密ドライバー
デッキのコイル固定をするのにビスやセットスクリューなんかで固定がされている場合が多いので、ビスで固定されているものは精密ドライバーが必要になります。また、コイルを巻く時にも精密ドライバーでグルグルと巻けますので、ある程度の長さのある精密ドライバー、プラスとマイナスを準備しておきましょう。
セラミックピンセット
コイルを巻いてから通電させてコイルの熱のかかり方を均等にする時に使用します。金属製のピンセットを使用すると通電した時にショートしてしまいますので、セラミック製のピンセットを使用します。これが無いとコイルの仕上げが出来ませんので必ず準備しましょう。
セラミックピンセットでもアトマイザー外しの付いた1個で2役のセラミックピンセットがありますのでそちらを購入すると作業面でとても便利です。アトマイザーを分解する時にどうやって外すんだ?って最初は考えてしまいます。持つ場所も引っ掛ける場所も余りありませんので取り外す時に結構苦労してしまいますので、アトマイザー外しがあると簡単に外すことができます。
オームメーター
ビルドしてコイルを組んだらオームメーターで抵抗値を測定できます。抵抗値の測定がメインですが、通電させてきちんとショートなど不具合がないか確かめるのにオームメーターは使用され、メカニカルMODを使用する場合は必須のアイテムです。メカニカルMODの場合は、コイルがショートすると発火や爆発などの危険がありますので必ずオームメーターで通電と抵抗値を確認してからMODで使用するようにしましょう。
コイリングキット
コイリングキットはコイルをキレイに巻くための治具です。精密ドライバーなどに手巻きしても巻けますがなかなかキレイに巻くことができませんのでコイリングキットを使用すれば、短時間で簡単にキレイに巻くことができます。
キレイに巻ける方は不要ですが、私のように不器用な方はこのキットは必需品です。
単品で揃えるのが面倒な場合
単品で揃えるのは面倒でコスト高にもなってしまいます。そんな方向けにセットになった物がありますのでこちらを購入すると非常に便利です。私もコイルマスターのV3キットを使用していますがとても使いやすく必要な物は全て揃っています。写真には出ていませんがコットンも付属してきますので、全てが揃っています。
これを購入すると、アトマイザーの購入だけでビルドが出来てしまいます。
ビルドするのに必要な道具まとめ
RBAのアトマイザーをビルドするには、道具が必要になってきます。
必ず持っていなくてはならない物は
- RBA用のアトマイザー
- コイルワイヤー
- オーガニックコットン
これらは必需品になります。
そして作業を簡単に素早く安全にするには
- ラジオペンチ
- セラミックピンセット
- 精密ドライバー
- オームメーター
- コイリングキット
これらの道具があった方が簡単に素早くそして安全にビルドを行うことができます。
RBAアトマイザーをビルドしていこうと思っている人はこれらの道具を揃えてビルドにチャレンジしてみてください。
世界にひとつしかないアトマイザーが出来上がりますのでRDAのシングルコイルから初めて、慣れてきたらデュアルコイルにしてみて、更に慣れてきたらRTAやRDTAにステップアップしてVAPEを楽しんでみてはいかがでしょう。
VAPEのリキッド本来の味わいを感じることができてそして爆煙も楽しめます。