DESIRE(デザイア)から出しているRDAアトマイザー、YURI(ユーリ)RDAをビルドしてみましたのでレビューしていきたいと思います。
YURI(ユーリ)RDAは初心者向けのRDAとしておすすめなアトマイザーでシングルでデュアルでもコイルが組めるという特徴があるアトマイザーです。初めてビルドする方はシングルから初めてみて、慣れたらデュアルコイルにチャレンジしてみましょう。
非常に美味しい味が出せるRDAアトマイザーということで評判が良いのでこれからビルドに挑戦してみるという人はYURI RDAから試してみるのが良いかもしれません。
それでは、YURI(ユーリ)RDAのレビューをしていきます。
Contents
YURI(ユーリ)RDAを開封
先ずケースの蓋を開けるとアトマイザーとワイドボアスラムキャップがクッション材の中に入っています。これらを取り除くと下に予備部品が入っています。
予備部品には、六角レンチ1本、セットスクリュー4個、Oリング黒3本、Oリング白2個が入っています。六角レンチはデッキのコイルワイヤーを固定するセットスクリューを緩めたり締めたりする時に使用します。セットスクリューはデッキのコイルを締め付ける所が4箇所ありますので予備で4個入っています。Oリング黒はデッキに2本、トップキャップに1本付いていますので予備で3本入っています。Oリング白はドリップチップに2箇所入りますので予備で2本付いています。
YURI(ユーリ)RDAの仕様
YURI(ユーリ)RDAの仕様を見ていきます。
RDAなので直接リキッドをコットンに注しながら吸うアトマイザーになります。RDAは直接コットンにドリッパーするということから直ドリとも言われます。
それではYURI(ユーリ)RDAのスペックを見てみましょう。
- 直径:22mm
- ネジタイプ:510
- ドリップチップ:専用ワイドボア/510ドリップチップ
- コイル:RBAデュアルコイル/シングルコイル
- エアフロー:サイドエアフロー
- 素材:ステンレス
- 色:シルバー
直径22mmとどんなMODにでも合うサイズになっていて、接続は510なので大抵のMODに接続することが可能です。ドリップチップは2種類、ワイドボアと510のドリップチップとがありますのでお好みで使い分けましょう。
コイルはシングルでもデュアルでもどちらでも付けることのできるデッキになっています。エアフローはサイドエアフローになっていてスリーブを回すと無段階で調整ができます。
素材はステンレス製なので腐食にも強く強度もあります。色はシルバーなのでMODの色も合わせるとバランスの良い外観になります。
ドリップチップは2種類から選べる
ドリップチップは2種類から選べるようになっていて、左側が専用ワイドボア、右側が510のドリップチップになっています。写真では510ドリップチップが取り付けられた状態ですが、ワイドボアを取り付ける場合は、510ドリップチップの付いているトップキャップから外して、専用のワイドボアドリップチップを取り付けます。
YURI(ユーリ)RDAのアトマイザーを分解
YURI(ユーリ)RDAのアトマイザーを分解してみます。左側から510ドリップチップ、トップキャップ、スリーブ、デッキと4つのパーツに分解することができます。非常にシンプルな構成になっていますので初めてビルドする人にとっても分かりやすい作りではないでしょうか。
ドリップチップ
510のドリップチップは樹脂製でできていますので熱が伝わりにくくなっています。内径は5.5mmでそこから吸口にかけてテーパー状に広がっていきます。
トップキャップ
トップキャップには写真を見て分かるように溝が入っています。RDAの場合はドリッパーを頻繁に行いますのでトップキャップの開け閉めする頻度が多くなります。ですのでこの溝が入っているだけで作業性が良くなり簡単に開けられるという点は非常に扱いやすくなっています。
スリーブ
スリーブには3つのエアホールが開いています。コイルがダブルでもシングルでも合わせられるエアフローになります。調整はスリーブを横にズラすと穴が塞がっていきますので吸いながら自分好みに調整してみましょう。
デッキ
デッキは2ポール4ホールのベロシティタイプのデッキになっています。上段のホールは上からセットスクリューでコイルワイヤーを固定するようになっていて、下段のホールは外側の横からセットスクリューでコイルワイヤーを固定するようになっていますので作業性がとても良い作りになっています。
スリーブのエアフロー部分とデッキの傾斜になった部分を合わせてエアフローするようになっていますのでスリーブを取り付ける時には穴と傾斜部分を合わせて取り付けるようにしましょう。
デッキの底部分(ウェル)は深めになっていますのでリキッドをある程度入れても漏れることもなく少々のストック量はありますのでドリッパー頻度も毎回入れなくても大丈夫そうです。
ビルドしてみよう
それでは早速ビルドしていきます。先ずはコイルを作っていきます。
コイル作り
コイルはカンタルコイルの24ゲージで巻いていきたいと思います。
コイルワイヤーを150mm程度に切ります。初めに言っておきますが、私手先が不器用なので余り上手に出来ませんのでご了承願います。作る流れだけ把握しておいてください。
それではコイリングキットでコイルを巻いていきます。
コイルの内径は3mmで巻いてみたいと思います。コイリングキットは30と書かれている物を使用していきます。
先ずはコイリングキットの穴にコイルワイヤーを通します。
こんな感じでコイルワイヤーを通します。下側は短くて良いので下穴から30mmくらい出ていれば良いでしょうか。巻くのは上の部分なので上から出る部分のコイルワイヤーを長めにしておきましょう。
それでは、コイリングキットの治具をもうひとつ準備します。
これがコイルを巻いていく治具になりますので、3mmで巻きますので30と書かれた物を準備します。
予めコイルワイヤーは金属棒に半巻きくらいにしておきます。コイル巻き治具を写真のように挿し込みクルクルと回せばコイルが出来上がります。作る前に何巻にするのか決めておきましょう。
コイルの巻き止める場所は巻き始めと同じ向きにするようにしましょう。変な位置で巻き止めてしまいますとデッキに取り付ける時にカッコ悪くなってしまいます。
巻き終わったら、治具とコイルを取り外します。
コイル取り付け
デッキのコイルワイヤーを入れる穴のセットスクリューを付属してある六角レンチを使用して緩めます。
それではコイルをセットしていきます。
コイルをデッキに取り付けます。セットスクリューを緩めた穴にコイルを通して左右の位置や高さを調整して位置が決まったらセットスクリューを六角レンチを使用して締め付けて固定します。
はみ出したコイルワイヤーはニッパーを使用して切断しましょう。切断するのはできるだけ短くなるように切断してください。長い位置で切断するとショートしてしまう原因になります。
同じように、もうひとつコイルを作り反対側にも取り付けます。
コイルを2つ取り付けた段階でオームメーターにかけます。
オームメーターで抵抗値を確認してみます。0.5Ωあたりになるように作ると良いです。
オームメーターでコイルの確認
デッキをオームメーターにセットして抵抗値を測定します。0.38Ωですね・・・ちょっと抵抗値が低めに出来上がってしまいました。
次はコイルの通電確認を行います。
コイルの通電確認を行います。コイルが中心から外にかけて熱が伝わるのが理想的ですので中心部が強く光るようになります。上手く通電しない場合はセラミックピンセットでコイルを調整していきます。
問題なさそうなのでコットンを入れていきます。
コットン取り付け
こんな感じでコットンをコイルに入れていきます。コットン量で味が変わる場合もありますので詰め過ぎず、少な過ぎず適量のコットンを入れるようにしましょう。YURI(ユーリ)RDAのアトマイザーはウェルが深いのでコットンが長めでも大丈夫です。
コットンを下に入れて、ビルドしたアトマイザーをMODに取り付けます。
リキッドを補充してみましょう。
リキッド補充
コットンにリキッドを補充して通電させてみます。
んーなかなか良い香りと煙が広がってきました。
MODで抵抗値がいくつになっているのか確認してみましょう。
MODでは0.43Ωと出ています。結構な誤差がありますがまー良いとしましょう。
それでは、アトマイザーを組んで吸ってみたいと思います。
吸ってみよう
MODはアスパイアのNX75のシルバーなので、アトマイザーがシルバーなのでしっくりときます。
吸うとしっかりとした煙と濃厚なリキッドの味わいが口の中に広がります。クリアロでは感じ取れなかったリキッドの味わいがしっかりと出てきますので、これがRDAの良さですね。
トップキャップに溝が付いていると非常に開けやすく頻繁にドリッパーしなくてはならないRDAではこの溝が大変便利な役割を果たしてくれています。
YURI(ユーリ)RDAのビルドまとめ
YURI(ユーリ)RDAのアトマイザーのビルドについてレビューしました。
YURI(ユーリ)RDAは初心者でも簡単にビルドすることのできるアトマイザーでビルドに挑戦してみようと思う人はYURI(ユーリ)RDAから始めると良いでしょう。
シングルコイルとデュアルコイルと両方のコイルでも対応ができて、それいて味や煙もしっかりと出るアチマイザーになっています。
デッキのウェルが深いという点もRDAの欠点を補う構造となっていますのでリキッドの補充頻度が少なくするようにできています。
リキッド本来の深い味わいを楽しみたいのであればRBAでビルドするとより一層VAPEの楽しさが分かってきますので是非チャレンジしてみてください。