電子タバコ(VAPE)を吸っていると一度は自作リキッドを作ってみようかなんて考えることもあるでしょう。自作リキッドを作るメリットとしては
- 世界で一つのリキッドができる
- 経済的に良い
- 自分好みの味のリキッドができる
ということが最大のメリットではないでしょうか。
リキッドの配合が全く別な人と同じ配合になれば世界でひとつではなくなりますが、そんなことは滅多にないと思いますので、自作リキッドは世界でひとつしかないリキッドになります。
そして、普通にリキッドを購入していると案外高額なものが多くあります。その点では自作リキッドを作ると手間ひまがかかりますが原料素材だけでできますので経済的には費用がかかりません。
また、最大のメリットは自分の好きな味のリキッドを作ることができるというところが最大の魅力です。自分の好きな味までたどり着くには幾度となく失敗を経験しなくてはなりませんが、コツを掴んでいくうちに自分好みのリキッドを見つけ出すことができます。
そんな自作リキッドにちょっと興味があるけど、何を準備してどのように作っていけば良いのか、その辺りについて紹介してみたいと思います。
Contents
どんな道具が必要?
自作リキッドを作るには、VG(ベジタブルグリセリン)とPG(プロピレングリコール)にフレーバー(香料)を混ぜ合わせることでリキッドを作っていきますが、適当に混ぜ合わせたら、二度と同じリキッドを作り出せなくなりますので、しっかりと分量を決めて配合していくことで、どのような味になっていくのかの変化を知り、徐々に自分好みの味にしていきます。
そのためには、混ぜ合わせるための容器や、計量するための容器など予め準備しておきす。形状とかこだわらなければ100均などでも揃えることができすので必要な道具を揃えましょう。
計量容器
PGやVGの量を計量するために使用します。計量できれば何でも良いのですが、四角い方がオシャレで見た目も良いです。角から注げますの4つの注ぎ口があることになり使いがっても良いです。
シリンジ
シリンジにも大きさが色々とありますが、自作するリキッドをどれ位作るかで大きさを選びましょう。上記のシリンジは10ml入りますので、PG10mlとVG10ml入れ、それに香料が入りますので最大で20mlちょいのリキッドを作ることができます。余り小さい容量だと何回も吸い込まなくてはなりませんので、作業が面倒になってきます。かと言って大きくても使用しにくいので自分が1回で作る量を事前に考えておきましょう。
保存容器
ベースリキッドやリキッドを大量に作ったときに保存しておくための容器になります。100均で売っている調味料を入れる容器なんかで十分です。
スポイト付き容器
試作品や出来上がったリキッドを入れるための容器になります。蓋にスポイトが付いてます。海外のリキッドでよく使用されているスポイト付きボトルと同じような感じで使い勝手が良いです。
ユニコーンボトル
出来上がったリキッドを入れて持ち運ぶにはユニコーンボトルが便利です。チャイルドロック付きで、リキッドでよく使用されているユニコーンボトルと同じ感じです。保存用として使用する場合でも使えます。
表示ラベル
数が多くなってくるとどのボトルにどんな配合のリキッドを作ったのか分からなくなってきます。味や配合量などを記載してボトルに貼り付けておくと後から探す手間を省くことができます。ボトルに直接記入して使い捨てにする方法もありますが、何回も使用するならシールで記入しておいた方が便利です。
このような道具が必要になってきます。各2・3個あれば事足りるので自作リキッドを作ろうと思っている人は準備しておきましょう。
混ぜ合わせるベースリキッドを揃える
混ぜ合わせるベースリキッドはVG(ベジタブルグリセリン)とPG(プロピレングリコール)にフレーバー(香料)が必要になってきます。
VG(ベジタブルグリセリン)
VG(ベジタブルグリセリン)の単品になります。VG・PGの配合にこだわるのであれば、VG(ベジタブルグリセリン)の単品を購入することを勧めます。甘めのリキッドや煙を多くしたいのであれば、VGを多めに配合します。そのあたりを考えながら購入量を決めましょう。
グリセリンには主に石油系と植物性の2種類に分類されています。石油系のグリセリンは医療系で使用されていることが多く、植物系は化粧品などに使用されていることが多くあり、どちらのグリセリンでも構いません。
リキッドのグリセリンはどちらのグリセリンを使用しているかの公表までは行われていませんが、海外のリキッドメーカーは植物系を使用していると記載があるものがあります。このように現在は植物系のグリセリンの方が人気があります。
また、配合するうえでは、グリセリンが30%以下になると腐敗しやすくなりますので、配合するうえではVGは30%以上にすることをおすすめします。
PG(プロピレングリコール)
PG(プロピレングリコール)の単品を購入して、VGと混合さていきます。PGを多くすることでリキッドがサラサラになりコットンへの浸透がしやすくなり、コットンの焦げ付きなどを防止しやすくなります。この辺のバランスは作りながら試していくのもひとつの楽しみではないでしょうか。
混合液
VG・PGが配合されたベースリキッドもあります。VGとPGがそれぞれ違った配合量のものがありますので、自分好みの配合量のものを選ぶようにしましょう。初めてで分からない場合は50:50の配合量を購入するのが無難です。または、自分が好きなリキッドの配合量を確認して、それと同じVG・PG配合量のものを購入すれば良いでしょう。
フレーバー(香料)
フレーバー(香料)で味付けを行います。いろいろなところで販売されていますが、AmazonでHiLIQの原液が購入できますので、そこで揃えるのが最もてっとり早く揃えることができます。
フレーバー(香料)の配合量は20%が目安になります。つまり、10mlのリキッドを作るのであれば、ベースリキッド8mlにフレーバーが2mlという配合が目安です。ベースリキッドを50:50にするのであれば、VG4ml、PG4ml、フレーバー2mlという配合になるわけです。
リキッドを自作する時に必要なものまとめ
リキッドを自作する時は予め準備をしっかりとしてから作っていかないと、後からこのボトルには何が入っている?なんてことになり、分からなくなってしまうとそのまま廃棄なんて勿体無いことに成りかねません。
しっかりと、表示などを怠らずにおこない、自分用の世界で一つのリキッドを作ってみましょう。